<特別対談企画> アジア諸国から見た米中対立、そして日本の未来
コロナ禍の混乱の中で、世界情勢が目まぐるしく動いています。
「脱亜入欧」――最近はそんな言葉さえ聞こえてきます。
ふと気づいたとき、世界はどのような変化を遂げているのでしょうか。
アジアビズ・オンラインでは、毎月のディスカッションを経ていくつかのテーマを抽出し、
これを深堀すべく4人のパネラーに討論していただく特別対談を急遽企画しました。
アジアの社会は米中対立をどう捉えているのか、仮に中国一極体制になった場合、
どんなリスクが待ち受けているのか、また欧米で「民主主義の危機」が叫ばれる一方、
シンガポールやインド、バングラデシュなどアジアの民主主義はどうなっているのか、
さらに「アジアの世紀」が到来したとき、日本はどのような課題を負うのか――などの複数のテーマを織り込みます。
<開催日時> 2021年5月15日(土)19:30~2時間程度
※Zoomによる、オンライン開催
※従来のディスカッション型とは異なります。
ご質問は申込時に受け付け、事務局を経由して各パネラーに引き継ぐ形とします。
<内容>
第1部:アジア諸国から見た米中対立
~日本で進む米中対立の議論の今
第2部:「民主主義の危機」とのアジアの国の統治のあり方
~シンガポール、インド、バングラデシュ、台湾における「アジアの民主主義」
第3部:「アジアの世紀」における日本の課題
~日本への期待感と「アジアに共通する価値観」への思索
<パネラー>(五十音順)
◇加々美光行氏 (愛知大学名誉教授)
日本の現代政治思想の研究者。愛知大学現代中国学部初代学部長。アジア経済研究所名誉研究員。
中国南開大学歴史学院客員教授。国家論から説き起こした文化大革命や中国の民族問題研究で知られる。
◇倉沢宰氏(元立教大学特任教授)
バングラデシュ出身。ダッカ大学大学院(M.A.)修了後、国費留学生として来日。
博士課程修了後、1982年から愛知学泉大学、2010年から立教大学大学院およびセカンドステージ大学で教鞭をとる。
専門は現代社会変動論、東南アジア地域研究。
◇小島眞氏 (拓殖大学名誉教授)
1994年慶応義塾大学より博士号(経済学)取得。拓殖大学国際学部で教鞭をとる。
『タタ財閥』東洋経済新報社(2008年)ほか著書多数。近著(共著)に『これからのインド』東京大学出版会(2021年)。
専門はインド経済論、開発経済学。
◇吉村一男氏(KYCOM Asia Pte Ltd CEO)
KYCOM ホールディングス株式会社の取締役兼シンガポール子会社代表。
日本興業銀行時代はシニアエコノミストとしてNY駐在。
興銀香港の投資銀行Director 、シンガポールの官民インフラファンドManaging Director など、アジアの開発金融に携わる。
現在シンガポールに在住。
<ファシリテーター>
◇姫田小夏(アジア・ビズ・フォーラム主宰/ジャーナリスト)
中国・アジアの社会・経済の変化と日本のかかわりをフィールドとして取材活動を行う。
ブームや空気に左右されず、独自の視点で警鐘を鳴らし続ける。
<定員> 25名(お申込み先着順)
<参加費> 1500円
<お申込み方法> 右記お申込みフォームからお申込みください。 →★こちら