1月
井出敬二氏をお迎えして
テーマ:「2025年、日中・米中関係の行方を読み解く ~中国シンクタンクとの会議の現場から~」
開催日:2025年1月30日(木) 20:00~21:30
【内容紹介】
トランプが再登場する2025年、日中そして米中関係はどう動くのか――。
水面下では、日本や中国の研究者たちが対日関係のあり方を議論し、方向性を模索しています。
新年は、こうした議論の場に臨席した日本国際フォーラム上級研究員で元外交官の井出敬二先生より、
国際秩序と中国の内外政策、日中関係、安全保障の観点から最新の報告を頂きます。
井出先生が出席されたのは、24年12月12日~15日に大連と北京での国際会議(中国国際友好連絡会、中国社会科学院日本研究所主催)、
これが示す“空気感”を読み解くことで今後の方向性を把握します。
米国とソ連でロシア語、ソ連政治を研修され、またロシア、中国の大使館等でご勤務された井出先生から、
経験的かつ直感的なものを共有させていただく無二の会となります。
【プロフィール】
1957 年生まれ。1980 年外務省入省。米国とソ連でロシア語、ソ連政治を研修。
ロシア、中国の大使館等で勤務(中国時代の発信は、www.jingchu.jp)、駐クロアチア大使、テロ国際犯罪担当・FTA交渉日本政府代表など歴任。
2020 年外務省退職。ロシア外交アカデミー修士(国際関係論)。早稲田大学大学院修士(国際関係論)。
著書に『<中露国境>交渉史』、『中国のマスコミとの付き合い方』、他。現在、立教大学法学研究科兼任講師(国際関係論)、
ロシア高等経済大学オンライン講師(日本史)、早稲田大学大学院博士後期課程在籍。
ロシアの中国研究学術誌『ロシアの中国研究』の編集外国委員。中国bilibili(Youtubeに相当)に投稿中(「井出桑」「哈日紀」)。
ロシア人の様々な声を日本のメディアで紹介中。
2月
内山 深氏をお迎えして
テーマ:内山書店発「読んでおきたいこの5冊」×「銀座の中国書店『単向街』レポート」
開催日:2025年2月26日(木) 20:00~21:30
【内容紹介】
“書籍離れ”が問われるからこその原点回帰です。今回は神保町・内山書店店主より、
「アジア人の著者による著作」と「移民大国・日本」をテーマにした選りすぐりをご紹介いただきます。
アジアビズでもこれまで「アジア人目線」からのメッセージを重視してきましたが、今回は書籍に注目します。
多文化共生の時代、その心情は無視して通れないものとして、その価値観や歴史観にスポットを当てます。
中盤は内山氏による『単向街』レポートです。銀座に開店した中国資本の書店『単向街』は、
東京で広がる中国人コミュニティの今を象徴するものとして必見のスポットとなっています。
終盤は、都心の中国人コミュニティの変遷について皆さまと議論したいと思います。
中国の北京や上海に広がる日本人コミュニティとの比較も面白いかもしれません。
【プロフィール】
内山 深(うちやましん)。中国・アジアの書籍販売の(株)内山書店代表。1972年、神保町生まれ。法政大学在学中に家業を継ぐことを決める。
1997年~98年、中国・北京の北京大学への語学留学を経て、1998年に内山書店へ。
2012年に店長に就任。上海の内山書店で魯迅と親しく交流した創業者・内山完造氏は祖父の兄に当たる。
3月
姫田小夏
テーマ:「日本で展開する中国資本の日本語教育機関についての一考察」
開催日:3月27日 (木) 20:00~21:30
【内容紹介】
近年9万人超の外国人留学生を受け入れる日本語教育機関、中でも日本語学校を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。
2010年代、20年代初頭にはM&Aが進行し、多くの中国資本が参入しました。統計数字はないものの、
「6割が中国資本では」といった業界関係者のコメントもあるほどです。
日本語学校は外国人学校としての位置づけから、長らく“放置状態”に置かれてきましたが、近年は法的規制を受けるようになりました。
それでも、中国資本の日本語学校については依然厳しい指摘が聞こえます。
日本語学校を例に、中小規模の中国資本の実像を捉え、来たる共生時代にその教訓に生かしたいと考えます。
【プロフィール】
姫田小夏(ひめだこなつ)ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。中国ウオッチは25年超、中国滞在経験も長い。
近年は都内の外国人留学生のサポート活動をしながら、中国やアジアを身近に捉える取材に取り組む。
著書に『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。
上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。
■実施方法とお申込み方法
「ZOOM」を使って実施いたします。
事務局長・杉本へメールで「参加者氏名」をお知らせください。
(kiyoshi.sugimoto.ja@gmail.com)
※当日の入室方法などを含めご不明の点やサポートが必要な方は
杉本へご連絡ください。(携帯:080-4344-1628)
■ご参加費
1期分(連続3回分)=税込4,400円(1回単発参加の場合は税込2,200円です)
※2期分(連続6回分)のお申込みも可能です。
※領収書の必要な方は、法人名義・個人名義のいずれかと、領収書郵送先をお送りください。
■お振込先
三井住友銀行/葛西支店(店番823)/普通4673170/(名義)株式会社ジェイシーワン
(弊社インボイス登録番号:T3 0117 0101 0102)